_日獣大を選んだ理由はなんでしょうか?
以前からペンギンが好きで、大学受験時の第一希望は水産系の大学を志望していたのですが、色々あり、家から通える動物系の日獣大に入学しました。実際に大学に通ってみて、取扱っている分野が広いため選択肢が多く、自分のやりたい事を研究できる環境だったので大変充実した大学生活を送っています。
_大学以外ではどんな時間の過ごし方をしているのでしょうか?
1~2年前にサークルの水族館同好会を作って活動しています。
最初は一人で水族館に行って飼育員の方たちとお話をしたりしていたのですが、自分が得た情報を他の人にも伝えたいと思ったのがきっかけでつくりました。メンバーは現在約50人くらいです。北海道から長崎まで活動範囲は広く、水族館だけでなく、動物園も含めたら40~50カ所は行ったのではないかと思います。ただ、卒業がだんだんと近づくなか同好会の存続が心配です。サークル活動以外にも某水族館でボランティアガイドを月1回程度しています。
_今後はどのような道を考えていますか?
大学院への進学を目指しているところです。現在は動物生理制御学を専攻していますが、大学院では行動生態学を研究したいと思っています。
大学でも行動生態学を専攻するという選択肢もあったのですが、現在の行動生態学の分野では他の学問と併せて研究することが重要になっていることを知ったため、動物生理制御学を専攻することにした経緯があります。
現在の研究対象はペンギンではありませんが、大学院では大好きなペンギンを対象に研究を行いたいと考えています。
現在の研究はペンギンを直接研究対象としないとのことでしたが、それも先を見越しての選択というしっかりとした将来へのビジョンとペンギン愛を感じられるインタビューでした。