社会で必要とされる能力の向上や将来の進路選択に資することを目的に、学会等で発表を行う学生に対し父母会として支援を行っています。
平成30年度上半期に支援の対象となった3名の学術活動をご紹介します。
この度は、日本野生動物医学会への参加に際しまして、父母会の学会等学術活動への支援をいただけましたこと、心より感謝申し上げます。本支援をいただけたことは、学会への参加を決める大きな要因となりました。
今回初めて学会に参加することができ、実際どのような場なのか知ることができたと同時に、その準備に際しましては、発表の仕方や、わかりやすいポスター構成などを考える大変よい機会となりました。
そして、大学卒業後も一獣医師として研究活動を行い、今後の獣医療発展の一翼を担えるようになりたいと思いました。在学中にこのような貴重な経験をさせていただけたことに感謝するとともに、今後も後輩のために本支援が継続されることを願っています。
2018年9月に信州大学で行われた日本哺乳類学会にて、卒業研究の一環として取り組んでいた「時間的・空間的に変動するミズナラの結実量がツキノワグマの行動に及ぼす影響」について、ポスター発表をさせていただきました。
当日は、野生動物関連の参加者だけでなく、植物の専門家の方からもご助言をいただくことができ、ポスター発表ならではの深いディスカッションを行うことができました。また、学会では哺乳類学に関する幅広い分野の研究発表を聞くことができました。
このような様々な刺激、ご助言等々を得られることができたのは、支援金の後押しはもちろん、保全生物学研究分野の先生方や同期の支えがあってこそのものだと深く感じております。これらのことを踏まえて、より完成度の高い研究をできるように精進していきたいと思います。
第2回日本胚移植技術研究大会(三重大会)
本学会は、家畜や実験動物など、動物の胚を母体に移植する胚移植の技術をベースとしながら、近年多様化している動物バイオテクノロジーに関する研究の推進、技術と知識の普及・向上を目的としている。また、開催期間中には発表だけでなく牛のと畜卵巣、骨格模型を用いて移植、吸引をプロフェッショナルによる研修会も行われました。
私はポスター発表をさせて頂き、とても貴重な体験をすることができました。人前に立ち研究内容を説明、質疑応答がありとても不安でしたが多くの方にご聴講して頂くことができました。また、同じ分野で悩んでいる先生方がいらっしゃることがわかり、研究に一層のやりがいを持ちました。
今後は学会で頂いたアドバイスを活かしていきたいと思っております。このような機会をいただき支援していただけたことに感謝申し上げます。
学生の皆さんの学術や交流の機会をお助けできたこと、とても嬉しく感じております。
父母会では平成30年度下期も、学生の皆さんの学術活動支援を引き続き継続して参ります。