10月8日(日)、10:00より大学E棟111講義室で就職活動説明会を開催しました。穏やかな秋晴れの中、当日は134名と多くの保護者、学生が出席されました。
先ず、昨年度よりキャリア支援センター長に就任された有村裕動物科学科教授から、就活している学生たちをご覧になったうえでのアドバイスをいただきました。面接ではコミュニケーション能力が必要であること、研究している専門領域について論理的に話ができることが望ましいが、できる学生はまだまだ少ないこと、意思表示がはっきりしないおとなしい学生は不利である、とのお話でした。
次に、清水謙一副センター長より「本学学生の就職動向」とのテーマで、以下のようにお話しいただきました。
「今年も100%近い内定率で安心しているが、まだの人はキャリア支援センターを利用していないと思われます。キャリア支援が行き届いてきた手ごたえは感じているけれど、日獣に来て良かったと思われるよう、率から質(上場企業、公務員など)を求める支援へ意識転換を図って、大学に対する評価の向上を目指しています。具体的なキャリア支援の取り組みは、3本の柱で構成されています。
(1)充実した「就職ガイダンス」(年40回以上のイベント・採用セミナー)
(2)親身な「個別就職指導」(低学年キャリア教育・小規模大学ならではの行き届いた環境)
(3)信頼のキャリアアドバイス(キャリア・デベロップメント・アドバイザーを導入、女性カウンセラーを常駐)
インターンシップへの参加が増えていますが、するしないでは大きな違いがあるので、ぜひ活用してほしいところです。大学生活の目的は社会人基礎力(就職力)の形成にあるので、バランスの良い学生(高校までの基礎力+専門知識・社会経験)となって卒業してほしいと思います。キャリア支援センターを信じて活用してください」
最後に、採用コンサルタントの渡邉剛様に、「新卒就職活動の実情と保護者の関わり方について」と題して講演していただきました。
具体的なエントリーシートの書き方・会社説明会への臨み方・インターンシップの大切さ・面接試験で求められることなど、就職活動の厳しい現実をお話くださいました。保護者に対しては、新聞から時事的な話題を提供すること、就活は思いがけずお金がかかるので金銭的援助も必要になるなど、家族で就職するつもりで関わってほしいとのことでした。とくに就活前年の夏、冬、就活年の春と3回あるインターンシップには、どこかのタイミングを見て是非とも参加してくださいと強調されていました。
毎年同じように繰り返されている就職活動ですが、当事者として話を伺ってみると、年ごとの目まぐるしい変化を知り、情報を早く正しく捕まえることが大切だと実感しました。キャリア支援センターの皆様に助けていただけることは、本当に心強いと感じます。