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日本獣医生命科学大学 後援会
日本獣医生命科学大学 後援会

活動報告

講演会のこれまでの活動をまとめています。

10月6日(日)10時から、大学のE棟111講義室にて後援会主催の就職活動説明会を開催しました。約140名と多くの保護者、学生に参加いただきました。

まず、キャリア支援委員会副会長の戸塚譲教授よりご挨拶があり、昨年の進路状況は4学科の就職・進学希望者100%の進路決定率となったことや、キャリア支援委員会やキャリア相談室のご紹介をいただきました。

続いて、清水謙一学生支援課課長より、「本学学生の就職動向」をテーマに、今春卒業生の具体的な就職先や傾向について報告いただきました。大学のHPに過去5年間の進路実績が見られますので、情報収集していただければと思います。昨年は100%の決定率となりましたが、今後は優良就職先、公務員など質的向上策の強化を事業計画としているとのお話がありました。本校キャリア支援の取組みとして、低学年からのキャリア支援、有資格者による個別面談、年間40回以上の就職ガイダンス、戦略的な個別対策があることのご紹介がありました。具体的には就職ガイダンスでは業界研究セミナーや証明写真撮影会、戦略的プログラムとしては、地方自治体等合同採用説明会や、NOSAI獣医師採用説明会、動物病院合同採用説明会を実施しているとのことです。最後に、「日獣大生活をきちんと過ごして社会人基礎力をつけるということが大切かと思います。」とのメッセージをいただきました。

 

次に、毎年好評いただいている採用コンサルタントの渡邉剛先生より「昨今の就職状況」についてお話をいただきました。

まず、親世代とは全く違う新卒採用の流れとして、エントリーから始まり、簡単には書けないエントリーシート、SPI試験、WEBテストなどの適性検査を経て面接となるとの説明をいただきました。また、インターンシップが本来の意味から変わってセミナー化し、1日のインターンシップが増え、企業としては多くの学生と関ってエントリーしてもらう狙いがあること、数日のインターンシップは倍率が高いので、インターンシップで落ちても3月からの本試験で間に合うので落ち込まないようにとのアドバイスがありました。インターンシップの弊害としては、早期選考で会社を決めてしまうと早期退職につながる場合がある、インターンシップは前哨戦なのに3月以降の就活やめてしまうと、本当にここでよかったのかと後から迷う場合がある、そういう話を子供にあらかじめしておくことをお勧めするとのことです。最近の新たな動きとして、逆求人型サイト、エージェント型、マッチングイベント、リファラル採用(社員の知り合いから採用者を決める)、動画エントリー、WEB面接が出てきているというお話を伺いました。

親が子供の就活に関わる時のポイントと注意点として、「お互い思っている事は、一度腹を割ってきちんと話す。就職か進学か子供の本音はどちらか」「親世代の価値観を必要以上に押し付けないようにする」「子供の選択を尊重し、一定の理解や評価は示す」などのアドバイスがありました。

最後に今後の学生生活をどう過ごすべきかについて、「主体性を持って、しっかりと学業・研究に打ち込む」「早い段階から積極的にインターンシップに参加する」「さまざまな事にチャレンジし、失敗や挫折も含め人生経験を積む」とのことで、熱のこもったお話をいただきました。

質疑応答では学生や保護者からの質問が相次ぎ、あっという間の2時間半でした。保護者として初めて知ることが多く、昨今の就職事情や子供をサポートする心構えなどたくさんの学びがあった説明会でした。

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