「医獣祭」の最終日となる11月3日(日)、吉祥寺東急REIホテルにて令和元年度後援会総会を開催しました。若干の小雨がぱらつく天気にもかかわらず、大学キャンパスで医獣祭をご覧になった後においでいただいた保護者も多く、総計67名が出席されました。
総会は、会長挨拶、参与紹介ののちに議長が選出され、次第に添って議事が進行されました。平成30年度事業報告、決算報告、会計監査報告、平成31年度後援会理事・監事まで、問題なく承認されました。その後、平成31年度の事業計画、予算案等の説明を行いました。事業計画の中で会長より「今年度の大学への援助について」の審議事項を提案しました。
後援会では、毎年300万円をE棟建設寄付金として予算計上し、継続して大学に寄付してきましたが、E棟建設寄付金の募集終了により、昨年度は施設整備費に名目を変えて同額を寄付しました。これについて理事会内で討議し、今年度からは「より目に見える形での援助」「学生の希望に寄り添った援助」を目的とした寄付をしていきたいと意見がまとまり、今回の提案となりました。
審議事項として提案した寄付金の内容は、次のものです(大学からも了承を得た内容)。
① 以前後援会で寄付した校庭のベンチが老朽化しているため、更新
② 学生からの要望の多い、ウォーターサーバーの設置
③ 寄付金予算の300万円から①②を引いた残高を施設整備費として大学に寄付
審議の際に会員より「ベンチの更新数は何台か」「ウォーターサーバーの内容は」との質問があり、会長より「ベンチは10台、ウォーターサーバーはメンテナンス付きのレンタル契約2台を想定している」との説明がなされ、審議の結果、問題なく承認されました。そしてすべて議事の審議を終え、総会は終了しました。
< 懇 談 会 >
総会終了後、総会と同じ会場で懇談会を行いました(参加者数総計91名)。最初に、10月1日に新たに就任された清水一政学長より、就任のご挨拶と少子化による大学の現状や、今後の抱負として「教育内容の質の保証・自立する学生の支援・ニーズに沿った大学運営の改新」等のお話がありました。
続いて小山獣医学部長より、日本の獣医大学組織も国際基準化を導入する動向が出てきていること、愛玩動物看護師法により動物看護師が国家資格となること等のお話がありました。藤澤応用生命科学部長からは、E棟に教室が移り教育環境も向上しており、他学科との共同研究や新たな取り組みも模索しながら、学部の発展を目指している等のお話を伺いました。
さらに柿沼学生部長より、学生生活を支援する目的で「ふるフェス」をはじめとして色々な企画やイベントを行っていること、また、戸塚キャリア支援委員会副委員長より、平成30年度の進路は本学始まって以来の就職・進学率100%を達成した等のお話がありました。
各学科長からは、入学定員の厳格化による諸問題や、学生と教員の距離感が近く良い学習環境であること、実験動物技術者資格の取得状況、夏休み明けの怠学や必修科目の履修ミス等による留年への注意喚起、各学年の近況等々のお話がありました。
参加された保護者も、普段は聞くことのできない学生生活の様子や他学科の就職状況、大学をめぐる教育環境の変化等のお話に、メモを取るなどしながら真剣に耳を傾けている姿が印象的でした。
最後に、後援会の大学連携事業である「学生との懇談会」で学生から挙がった質問・要望と、それに対する大学の回答をまとめた資料を配布し、参加した会員の皆様に周知しました(この内容の一部は後日、後援会ホームページの「よくある質問Q&A」で掲載予定です)。
< 懇 親 会 >
懇談会の終了後は宴会場に移動し、立食形式で懇親会を行いました。懇親会には4学科各学年の担任の先生方にも出席いただきました(参加者総数120名)。学科学年ごとに分かれたテーブルを囲んで、先生方と保護者で、にぎやかな会話が交わされました。
参加された保護者の方々から「担任の先生とお話ができてよかった」「同じ学科の保護者と情報交換ができた」との声が聞かれたほか、「医獣際と総会に合わせて福岡から来ました。参加して良かったです」と笑顔で話された方もおられ、約1時間30分の時間があっという間に過ぎたように感じられた懇親会でした。ご多忙の中、参加してくださった先生方と保護者の皆様に、心より御礼を申し上げます。
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