

日本獣医生命科学大学後援会
会長 遠藤 由佳
平素より、保護者等後援会会員の皆さまには後援会へのご理解とご協力を賜り、誠にありがとうございます。
また、新会員の皆さまには、ご子息・ご息女の入学を心よりお喜び申し上げますとともに、本会への入会を賜り、役員一同、深く御礼申し上げます。
さて、わたくしですが、後援会会長として4期目を迎えました遠藤と申します。 本学獣医学科を卒業して早や33年、息子が獣医師を目指して本学へお世話になることが決まった際、何か大学に恩返しができないものかと後援会に参加させていただき、僭越ながら今この場にいる次第です。
かつての記憶が鮮明に思い出されますが、入学式のその日に今の学友会の一つ、『馬術部』に勧誘され、“馬”という生き物に魅了されて以来、仕事でも馬に携わっておりますことは不思議な縁を感じずにはいられません。
ご子女が学ぶ大学施設につきましては、増築・リニューアルが図られ、以前グラウンドであった場所にはアリーナとE棟が建ち、学生食堂もカフェ風に、また、一号棟(1909年に旧東京市麻布区役所庁舎として建設され現在地に移築) が有形文化財として登録されるなど、そして有名な建築家; ウィリアム・メレル・ヴォーリズが設計した木造2階建てのヴォーリズ棟もその役目を終え今は更地となり、新たな活用の途が近い将来示されると聞いております。
大学のある武蔵境キャンパスでは、日本獣医生命科学大学の2学部4学科の学生に加え、日本医科大学の教養課程の学生たちも学んでいます。モウモウベンチ(ホルスタイン柄)のある中庭では、学友会文化連合部の一つ、ケネルクラブの犬たちが散歩で行き交い、また各所にあるベンチでは学生達がキャンパスライフを謳歌している姿が何とも微笑ましく映ります。
この日獣大ですが、『動物と人、都市と地方をつなぐ大学として、人間愛と動物愛をもった生命科学人材を育成するとともに、大学の組織力とブランド力の向上、教育研究の質の向上と学生満足度の高い学生支援の実行、安全安心なキャンパスの整備、そして多様かつ、質の高い取組みを継続していく』とし、学是は『敬譲(けいじょう)相和(そうわ)』となります。
学生総数が少ない故でしょうか、先生方と学生との距離が非常に近い修学環境にあると感じます。
この春、2025年3月6日(木)の学位記授与式 [卒業式]および同4月7日(月)の入学式は大学アリーナにおいて挙行され、保護者の皆さまは講義室においてライブ映像を視聴する形式でした。
同窓会左向敏紀会長の祝辞では、“大学とワンチームとなって活動を”とのお言葉がございましたが、まさしく後援会も“大学と同窓会、そして後援会がワンチームとなって協調し合いながら、大学や学生の後援を行っていく” ことを改めて心に誓った次第です。
さて、保護者会員が役員となり運営している後援会ですが、大学との連携を通して大学発展のための後援、学生生活における福利厚生の充実のための支援、保護者会員の皆様相互の親睦等を目的として1990 (平成2) 年4月に設立され、その後活動内容も時代とともに変遷していき、2019 (平成31) 年4月には『父母会』から『後援会』へと名称変更を行い、35年の歴史を会員の皆様と共に歩んで参りました。
活動内容は、2015 (平成27) 年に開設したホームページを通して後援会の活動内容を中心に、大学行事や学生生活に係る情報発信、大学の先生方との懇談会、大学施設見学会(武蔵境キャンパス)、本学付属施設富士アニマルファーム見学会(山梨県)、保護者会員向けの就職活動説明会、Web会報「むさしの」の編集等、会員の皆さまにとって関心の高い事業の企画・運営を行っております。
後援会参与の先生方や活動を共にする役員の皆さんは熱い気持ちで参加されている方々ばかりなので、勉強になるのは勿論、いつも元気をいただきながら活動している次第です。
是非とも後援会ホームページをご覧いただき、各種事業への申込み、また、お気軽にご意見をお寄せいただくなど、後援会への積極的なご参加をお待ちしております。
結びとなりますが、後援会役員一同、会員の皆さまと大学を結ぶ架け橋となるよう誠心誠意活動してまいりますので、役員としてのご参画の検討も含め、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。